2026年8月21日金曜日

【広告】夏潮別冊虚子研究と余滴の会

■「夏潮」別冊〈虚子研究号〉Vol.XVI(2026)

 夏潮会から16回にわたって刊行されている虚子研究の専門書です。毎年3月末を締め切りに評論等を公募されています。第16号は次の内容で、8月に刊行されています。一般の方もご応募ください。申し込みは夏潮会にご相談ください。

目次

1.【執筆余滴】虚子と余瓶      石神主水

2.虚子版国際俳句序説       井上泰至

3.虚子の『俳句入門』について   岸本尚毅

4.『猫』以前の虚子と漱石ーー新出の漱石宛虚子書簡を中心に     小林祐代

5.虚子・熱帯季題論と国体論    筑紫磐井

6.虚子作の新歌舞伎「時宗」について 中本真人

7.「武蔵野探勝」研究報告(二)    原 昇平

8.座談会「虚子研究 今まで、これから」 筑紫磐井・井上泰至・岸本尚毅・本井英

  ーーーはじめに/「句集」という表現形式/秋櫻子という存在/「虚子全集」を巡って/研究方法の未来


■夏潮虚子研究号16輯 余滴の会ご案内


夏潮虚子研究号16輯の論文の発表会・意見交換会を行います。多くの方のご参加を希望します。

【日時】 10月2日(金)15:00~18:00

【会場】 勤労福祉会館401号室

(JR・地下鉄南北線・東急目黒線目黒駅徒歩10分)

下記参照

目黒区勤労福祉会館

【会場費】 500円

【プログラム】 執筆者から各々10分コメント後、質疑応答10分

   (論文目次による発表順)

虚子と余瓶            石神主水

虚子版国際俳句序説        井上泰至

虚子の『俳句入門』について    岸本尚毅

『猫』以前の虚子と漱石      小林祐代

虚子・熱帯季題論と国体論     筑紫磐井

虚子作の新歌舞伎「時宗」について 中本真人

「武蔵野探勝」研究報告(一)   原 昇平

座談会「虚子研究 今まで、これから」  筑紫磐井・井上泰至・岸本尚毅・本井英

(オンライン配信を行います)


■参考資料・「夏潮」別冊〈虚子研究号〉

内容別「虚子研究」所収論文目次[1~15号](表題・執筆者・数字は掲載号数)   

筑紫磐井(編輯)


1.連載

(1)虚子による戦後俳句史

虚子による戦後俳句史(1)人間探究派と社会性俳句を中心に 筑紫 磐井④

虚子による戦後俳句史(2)4Sと新興俳句を中心に 筑紫 磐井⑤

虚子による戦後俳句史(3)ホトトギス三大典型を中心に 筑紫 磐井⑥

虚子による戦後俳句史(4)埋もれた戦後俳句の潮流(抒情派) 筑紫 磐井⑦

虚子における俳句入門体系 筑紫 磐井⑧

虚子による戦後俳句史(5)戦後ホトトギスの進むべき道 筑紫 磐井⑨


(2)いかにして虚子となったか

虚子はいかにして虚子となったか(1) 松本 邦吉⑤

虚子はいかにして虚子となったか(2) 松本 邦吉⑥

虚子はいかにして虚子となったか(3) 松本 邦吉⑦

虚子はいかにして虚子となったか(4) 松本 邦吉⑧


2.個別作家との関係

(1)松尾芭蕉

芭蕉と虚子 岸本 尚毅⑧


(2)与謝野蕪村

虚子と蕪村 井上 泰至④

『蕪村句集講義』に見られる虚子の俳句観について 岸本 尚毅 ⑤


(3)正岡子規

虚子の子規追善 井上 泰至➀


(4)森鴎外

鷗外と〈子規の衣鉢〉、あるいは、近代日本の亡失された水脈 : 鷗外と虚子(その1) 大石 直記➂


(5)内藤鳴雪

鳴雪と虚子 : 新調の対立を中心に 黒川 悦子④

虚子の求めた新しさ : 鳴雪との交友を巡って 黒川 悦子⑨


(6)大谷句仏

虚子の周辺~大谷句佛 松岡 ひでたか➂


(7)西山泊雲

西山泊雲と虚子 小林 祐代⑫


(8)柳

虚子の母柳と柳をめぐる人々 山田 閏子⑩


(9)女流

虚子に導かれた大正期女流俳句の変遷 小林 祐代⑤


(10)一宮瀧子

一宮瀧子「をんな」の周辺 : 明治43年9月~44年10月の虚子 筑紫 磐井⑭


(11)暁烏敏

虚子の周辺~暁烏非無 松岡ひでたか➁


(12)神津雨村・釋宗演

虚子と雨村、そして釋宗演 松岡 ひでたか⑤


(13)柳田国男

柳田國男から見た高濱虚子 : 「因縁」のはじまりをめぐって 福田 浩之⑪


●水原秋櫻子

虚子と秋桜子 : 雑詠句評会をめぐって 岸本 尚毅⑪

虚子と秋櫻子(1)秋櫻子の絶頂まで 筑紫 磐井⑫

虚子と秋櫻子(2)秋櫻子の離脱まで 筑紫 磐井⑬


(14)山口青邨

山口青邨と「山会」  岸本 尚毅⑬


(15)阿波野青畝

青畝と虚子  小林 祐代⑬


(16)大野林火

大野林火の『新稿・高浜虚子』を読む : 「写生」と「抒情」の融合  堀切 実⑧


(17)川端茅舎

川端茅舎「花鳥巡礼」について  岸本 尚毅⑫


(18)芥川龍之介

芥川と俳句 : 「ホトトギス」との関係その他  岸本 尚毅⑮


(19)山本健吉

「虚子の文学」とは何か  山本健吉から見える高浜虚子 仁平 勝➁

山本健吉の虚子評価  井上 泰至⑫


(20)飴山實

虚子的なるものの系譜 : 飴山實の俳句論を手がかりに  林 浩平⑤


(21)三好達治

虚子と三好達治・その文学的交点  林 浩平⑥


(22)三好行雄

テキスト批評 : 三好行雄「反近代の詩 正岡子規と高浜虚子」 : 近代俳句研究序説のために  井上 泰至⑦


(23)ヴォカンス

ジュリアン・ヴォカンスと虚子 本井 英⑬


3.年代別虚子論


書簡に見る 伊予尋常中学時代の虚子 小林 祐代⑪

虚子と第三高等中学校についての一考察 黒川 悦子⑪

虚子、二十歳の原点 : 子規・漱石はなぜ彼を選んだか 井上 泰至⑩

近代俳句雑誌の誕生 : 「ホトトギス」成功の本質 井上 泰至⑧

日本派台頭期における虚子 : 実作と選句の再検証 田部 知季⑩

明治三十年代前半の虚子句評 : 選評と句合に見る俳句評価の一面 田部 知季⑬

「俳諧散心」と近代個人句集の起こりについて 橋本 直⑩

喜怒哀楽する虚子 : 明治四十四年十月から大正二年九月まで 筑紫 磐井➂

大正四年冬の虚子 本井 英⑫

「虚子の書簡」から : 糸夫人宛大正五年十月二十二日発 栗林 圭魚➀

虚子俳壇復帰の戦略 『俳句と自分』とその背景 井上泰至➁

関東大震災と虚子 筑紫磐井➁

「満州咏草」基礎研究  前北かおる➁

「武蔵野探勝」研究報告(1) 原 昇平⑭

日中戦争の戦時下の虚子 中本 真人⑩

太平洋戦争の戦時下の虚子 中本 真人⑪

昭和十三年の虚子の佐渡訪島について 中本 真人⑬

昭和二十五年の虚子の佐渡訪島について 中本 真人⑭


4.俳句以外のジャンル作品

(1)連句

虚子連句私解 : 奉納歌仙「唯祈る」の巻(其1)一オ四句目迄 大島 富朗➀

虚子連句私解 奉納歌仙 『唯訴る』 の巻 其二 大島富朗➁

連句と「句日記」 : 虚子の連句観をめぐって 岸本 尚毅④

虚子にとって連句とは何であったか 井上 泰至⑥

虚子の連句(1) 宮脇 真彦⑩

虚子連句との対比としての旧派俳諧 : 「芭蕉翁遺語」における「格」の説を中心に

小田 直寿⑬


(2)写生文・戯曲

虚子の写生文観と俳文意識 : 『新俳文』をめぐって 堀切 実⑥

虚子と写生文 石原 千秋⑪

虚子散文における事実の選択について 岸本 尚毅⑭

     *

「白露物語」基礎研究 前北 かおる➀

虚子の小説テーマ 『風流撫法』をめぐつて 本多 燐➁

三部作「風流懺法」小考 小林 祐代④

『女七人に男一人』試論 児玉 和子➂

「俳諧師」モデルの非風と虚子の交流 小林 祐代⑦

「俳諧師」モデルの古白・小土佐と虚子の交流 小林 祐代⑧

虚子と椿、そして「椿子物語」 村上 鞆彦⑩

「椿子物語」「絵巻物」考 小林 祐代⑮

虚子作「髪を結ふ一茶」と初代中村吉右衛門 中本 真人⑮


(3)漢詩文

虚子句と漢詩文 高橋 魚雷➂


(4)能

戦時中の虚子の新作能について 中本 真人⑫


(5)書

虚子書芸論序説 井上 泰至⑮


5.俳句文学論

(1)句文集

明治二十五年六月 「瓜の土」草稿の紹介 小林 祐代⑭

明治三十一年虚子未定稿 「新々花摘」小考 小林 祐代⑩


(2)句解

「時雨」と「心」 : 「二三子や時雨るゝ心親しめり」考 井上 泰至⑨

虚子と蝶 西池 冬扇⑩

「栞して山家集あり西行忌」考 井上 泰至⑬


(3)虚子の選

虚子選についての覚え書き 岸本尚毅➁

虚子選の諸相 岸本 尚毅⑦

「雑詠予選句」を読む 岸本 尚毅⑨

子規及び虚子の「選」の変遷(上) 筑紫 磐井⑩

近代句会と題詠・写生・吟行 : 子規と虚子における変貌 筑紫 磐井⑪


(4)自選

虚子の自選 : 稿本虚子句集 井上 泰至➂

『自選自筆 虚子百句』論 : 「新年」八句 井上 泰至⑭


(5)花鳥諷詠

「花鳥諷詠論」の発端 本井  英➁

「花鳥諷詠論」の展開 本井 英➂

「花鳥諷詠論」と虚子渡仏 本井 英④

花鳥諷詠の円熟 本井 英⑤

「花鳥諷詠」提唱の背景 小林 祐代⑥

花鳥諷詠への「光」 : 病中の虚子、大正九年、十年 井上 泰至⑪


(6)客観写生

虚子の客観的写生論とは 筑紫 磐井⑮


(7)新歳時記

虚子編『新歳時記』と芭蕉の句(1) 松本 邦吉⑨

虚子編『新歳時記』と芭蕉の句(2) 松本 邦吉⑩

虚子編『新歳時記』における虚子の例句分析 松本 邦吉⑪


(8)研究

『月並研究』における虚子発言検証 中岡 毅雄④

「月並俳句」についての一考察 : 子規と虚子の場合 黒川 悦子⑧

「進むべき俳句の道」をめぐって 岸本 尚毅⑩


(9)挨拶と滑稽

虚子を読む : 〈挨拶〉と〈滑稽〉を視座として 林 浩平④


(10)仏教

虚子に於ける本覚思想 松岡 ひでたか④


(11)表現

子規・虚子の字余り : 「ますらをぶり」のリズム 井上 泰至⑤


(12)季題

「約束事」としての季題 : 虚子をめぐって 岸本 尚毅⑥

季題の文学 仁平 勝⑦


(13)文体

虚子の文体意識について : 「蕪村句集講義」を中心に 黒川 悦子⑥

高濱虚子の俳句の破調について 仲 寒蟬⑥


(14)病気

虚子とハンセン病 松岡 ひでたか⑥


(15)戦争俳句

「戦地より其他」を読む(1) 本井 英⑥

「戦地より其他」を読む(2) 本井 英⑦

「戦地より其他」を読む(3) 本井 英⑩

「戦地より其他」を読む(4) 本井 英⑪


6.その他


高浜虚子における「もの」と「こと」についての覚書 岸本 尚毅➂

虚子「談理と句作の空間充填策」についての一考察 :「俳諧草紙」を中心に 黒川 悦子⑦

虚子への思想史的接近 : 小さな試み 岩岡 中正⑧

子規と虚子の創作論における許六と去来 : 『俳諧大要』と『俳句の作りやう』の関わりを軸に 福田 浩之⑩

脱力の句法 : 虚子の発想法について 真下 鮒⑩

虚子句の「自他半」 本井 英⑮