2014年5月2日金曜日

第68 号 (2014.05.02 .) あとがき

北川美美

ゴールデンウィークに突入しました。

いよいよ竹岡一郎さんから短歌作品が届きました。

カニエ・ナハさん(詩人)、田村元さん(歌人)、そらしといろさん(歌人)の俳句評を詩客よりリンクしました。ようやく詩客との交流がわかりやすくなってきた気がいています。

そして、西村麒麟『鶉』評では、飯島章友さんより短歌・川柳との比較でみた『鶉』評が届いています。また俳句帖に参加された小澤麻結さんからは、「俳句新空間」に参加された読後感想を丁寧に述べていただきました。

今号は三詩混合ゴールデンウィーク特集という豪華版になりました。


5月3日追記:第5回田中裕明賞は、西村麒麟句集『鶉』榮猿丸句集『点滅』の2句集に決定!
西村麒麟さん、榮猿丸さんおめでとうございます。

筑紫磐井

○「戦後俳句を読む」も少し趣向を変えた方がいいと思い、それまで物故作家が中心であったが、存命中の同時代作家を取り上げてみようかと思った。その第1弾として私の連載を始めたのだが、今回から池田瑠那さんが小澤實論を始めてくれた。功績の成し遂げられた大作家もいいだろうが、いま変わりつつある中堅作家をリアルタイムで眺めてみるのも興味深いものではないか。希望する方があれば、編集部まで申し出て欲しい。

○作品欄も、とうとう短歌が登場した。竹岡一郎氏の作品である。事情はおいおい明らかとなるだろうが、長谷川櫂が『震災句集』に先駆けて、『震災歌集』を著したから、俳人でも短歌が詠めると示すことは表現者の一つの可能性かもしれない。

○もともと、「BLOG俳句空間―戦後俳句を読む―」は、詩歌梁山泊 ~ 三詩型交流企画 公式サイトの「詩客 SHIKAKU –」から派生したものであるし、現在も「詩客 SHIKAKU –」とは良好な関係を続けているから、こうしたジャンルの超越は潜在的な可能性としてもっている。挑戦したい方は是非ご提案頂きたい。

詩歌トライアスロン(三詩型融合作品)のような野心的な企画やら、ジャンルを超えた相互越境批評も見ることができる。少し既存の俳句に飽きた時のために、見ていただければ面白いと思う。隣り合ったジャンルではこんな議論が行われているのかと知ることもいい刺激だと思う。
http://shiika.sakura.ne.jp/

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