2013年2月1日金曜日

第5号(2013.02.01) あとがき

北川美美 :

1月26日豈新年句会・新年会@白金インドールに行って参りました。

ゲスト歓迎の賑やかな句会となりました。



高得点句をいくつか。

寒卵この曲線はくせになる   杉本青三郎
凍蝶やチョコの銀紙のしておく   〃
ぽすとからぽとすまでの冬銀河   高橋比呂子
大雪を鳥の昏さの少年来(く)   福田葉子


昨年末、第三句集『俳諧曽我』を上梓された高山れおな氏。
句集もさることながら、常に隙のないオシャレないでたちです。



上記句会にLotus所属の吉村毬子さんが参加。当サイト「戦後俳句を読む」にて中村苑子の句について書いていただくことになりました。吉村さんは苑子氏に直接指導を受けられた生粋の苑子門。『中村苑子句集』(立風書房)の「苑子」落款が型押しされた布装に触れていると昭和を生きた女性俳人の重みが伝わってくるようです。没年が三橋敏雄と同じ2001年だったのですね。新メンバーにどうぞご期待ください!

筑紫磐井 :


1月の特別企画の歳旦帖は多くの人の参加が得られた。こうした古いと思われる形式も、やってみると案外俳句の形式には叶っているような気もした。

それと別に、毎年夏に小諸で行われている日盛り俳句祭の俳句作品を紹介する。今年も行われると言うことで、関心を持っていただければと思って本井英氏のご了解を頂いて掲載した。たぶん、一般の人には初公開資料となるはずである。中堅新鋭俳人たちがどんな選句をしているのかも興味深いと思う。

今回から10回連載で、「二十四節気論争」を連載する。本文で述べたように、すでに冊子として印刷し、限られた人たちには配っているのだが、広くこの問題を紹介したいと思ったためである。第10回目が掲載されるころ、日本気象協会(気象庁ではない)がとんでもないことをやっているはずである。びっくりする前に読んでおいていただければ幸である。

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