2014年2月28日金曜日

第59 号 (2014.02.28 .) あとがき

北川美美

2月末日。59号をお届けします。

竹岡一郎さん作品、今回15句掲載です。竹岡さんについて再度「詩客」での記事検索をしたところ、冨田拓也さんの「七曜詩歌ラビリンス 3」に竹岡さんの第一句集についての記事があり、「俺シリーズ」という句を発見しました。

蜂の巣の俺人生はマシンガン   竹岡一郎

わからないでもない。この連弾作品。 一筋通っている何かがますます強くなってきたことを感じる連載作品です。

小津夜景さんは先週今週とご自身のレイアウトによる画像を掲載しております。一行に納めていない句の見せ方は意図ありと思いますが、俳句と思わずにみる俳句・・・。「書きつつ見る行為」・・・かの名言(評論のタイトルですが。)を思い出します。作品に対する賛否両論が出て来ることを期待しています。


筑紫氏の正木ゆう子論中での正木・筑紫の「沖」時代の初期作品必見です!
そしておだやか続く麒麟「鶉」特集、三月には斬る論評が出てくるのか!?

梅の花がほころび始めました。ようやく春のきざしがみえてきたこの頃です。次週三月の号より春興帖がはじまります。どうぞ今後ともご愛読のほど宜しくお願いいたします。


筑紫磐井

○日曜日に「俳句新空間no.1」の発送を終った(雪のために宅急便の届かない地域は除く)。読後の感想がちらほら届いているが、「壮観!」という返事は、参加して頂いた方々全員に申しあげるべきであろう。前回編集長が書いていたが、「ku+」に負けないようにと言う気持ちで頑張ったら少し早めに出たようである、まだ「ku+」を見ていない。既に、26年度「歳旦帖」が始まり前に匹敵する投稿が集まり、次は「春興帖」もぼつぼつ届いている。次回からは、「春興帖」が始まる予定。「俳句新空間no.2」が出せれば喜ばしい。

○<西村麒麟第1句集『鶉』を読む>特集はずるずると続いている。既に手元にあった余部は全部売り切れたらしく、喜びに堪えない。また、どこの結社の支援も受けない句集という心意気に感じて、激励の言葉が続々と集まっているのは我が子のことのようにうれしい。ただ、もうちょっと批判や悪口がないと、世の中はこんなものだと甘く見てしまうことになりかねないので、これからは是非、批判・悪口を寄せていただければありがたい。獅子が千仭の谷に(手足を縛って)子を落とし、剩え岩石・土砂・携帯電話を落としまくるのに似ていよう。悪口を言い忘れていたと言う人が追加で悪口雑言を寄せていただくのでもよいかもしれない。


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