2020年4月24日金曜日

【緊急発言】切れ論補足 【広告】WEP俳句通信115号切字と切れ特集(2020年4月14日刊 定価1050円)

●特集座談会:〈切字神話〉よ、さようなら (渾身の30頁)
 出席者/岸本尚毅・高山れおな・筑紫磐井(司会・進行)


 切字・切れについて改めて、あるいは新しく考えるときがきているように思われます。そこで3人の俳人に切字・切れについて一般公開の場で語り合っていただきました。

  • 戦後俳人と切字
  • 波郷以後の傾向は
  • わからないということがわかった
  • 切字を使わない俳句の世界(終戦直後)
  • 切字の共通認識
  • 仁平勝・川本皓嗣・藤原マリ子の切字論
  • 俳句は不安定な文芸か
  • 切字は使ってもいい、使わなくてもいい
  • 切字は規範でなく機能
  • 「古池」の〈や〉
  • 山頭火の添削
  • 〈や〉の特殊性・〈や〉の曖昧さ
  • 個人の文体・集団の文体
  • 生まれる瞬間と生成・発展
  • 写実のベクトルと切字のベクトル
  • 動詞の終止形止め
  • 切字の並び
  • 芭蕉は切字否定論者?
  • 幕間、あるいは改めて執筆の動機
  • 「切れ」のヴァリエーション
  • 「一月の川」の読みあげについて
  • 切字を前提とした切れ
  • 視覚上・リズム上で切れる場合
  • 「切れ」は俳句固有のものではない
  • 切字絶対視の神話は、さようなら
  • 切字による内容と情報量
  • 「切字と切れ」
  • 自分の文体・自分のスタイル


●新しい詩学のはじまり(24) 番外編――切字神話からの決別――  筑紫磐井
  • 仁平・川本・藤原の切字論
  • かつて自由な切字時代があった
  • 不思議な切字「や」の誕生と衰亡
  • 切字・切れの口伝が生まれた
  • 現代の切字論――龍太の新しい文体
(渾身の8頁)

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