北川美美記
記録的な連日の猛暑にうんざりする毎日です。しかしながら本日8月8日は2015の立秋にあたり、この日より徐々に温度も下がるということですが…、週末の気温はどうなるでしょうか。皆様くれぐれもご自愛ください。
今号は堀下翔さんから二本入稿! 柳本々々さんからも快調な短歌についての評を寄せていただきました。
さて、7月31日、8月1日、2日と行われた、小諸・日盛俳句祭に行ってきました。日中は相当厳しい日射しが痛く感じられ機嫌も悪くなる状態ですが、朝・夕は流石に標高600メートル(参考まで:東京駅の標高 6.95 m)の高原の朝靄、夕霧が心地よいところでした。
詳細は追ってレポートいたしますが、詩客からの「戦後俳句を読む」の執筆メンバーでもある飯田冬眞さん、土肥あき子さん、そして毎度ご協力をいただいております中西夕紀さん、仲寒蟬さんなどとお顔合わせができ、さながらオフ会的な感じがしないでもなく、楽しくやってきました。
小諸・日盛俳句祭は、記録的な暑さとともに参加人数も過去最高の300人を突破されたということで誠に嬉しい限りです。 一重に、小諸市、小諸高浜虚子記念館館長、本井英氏のご尽力と熱意の賜物と思ったイベントでした。今回は若手と思われる参加が少なかったように思いましたが、やはりSNS、フェイスブックなどで情報を共有できる環境にないと若手集客はなかなか難しいように感じました。(昨年は島田牙城氏がFBで情報を流してくださっていた。)宿泊や交通費などの経費を考えれば、首都圏以外での地方イベントは、おおかた社会人主流になるのかもしれません。しかし、毎年同じ参加者、同じスタッフの先生方とお顔を合わせることができるのも小諸・日盛祭ならでは、のアットホームさがあり、それがまた楽しいという感じもわかってきました。小諸・日盛俳句祭はスタッフも参加者もリピート率が異常に高いイベントなのです。
最後三日目の句会で飯田冬眞さんと同じ部屋(会場名:えぼし句会)になりましたが、飯田さんが連発ヒットを飛ばし、なんというのかもしやこれは小諸甲子園!?と思うほどの絶好調で羨望の眼差しで飯田さんを遠望したのでした。
隠密の裔と古城の瑠璃蜥蜴 飯田冬眞
空蝉や生まれ変はるに良き樹なり 〃
なんとなく、飯田といえば蛇笏・龍太ですが、飯田といえば冬眞の貫録ありと思ったのでした。 (ちなみに高柳といえば重信…いえ、克弘さんもスタッフ参加されていました。)
上記二句は今回の講演者でいらっしゃる鍵和田秞子先生との懐古園散策の折に作句したものだそうです。(後日、あとがきではなく、文章で記録を残します。ひとまずあとがきの箇所でごめんなさい。) 追ってレポートと夏興帖・小諸篇をお楽しみに。
筑紫相談役からは事前に「100句苦行頑張りましょう!」と言われておりドギマギしておりましたが、最終日のクーラーの効いた虚子記念館にて俳句新空間第4号の入稿打ち合わせに終わりました。 中西さん仲さんからは「どう?100句できた!?」と興味津々で質問され…期待を裏切ってしまいましたが、千本ノックは帰ってからが勝負、机上でひとり格闘いたします…。
ともあれ、俳句新空間第4号は無事印刷に入り、今月中には発行予定です。
小諸・日盛俳句祭 二日目(8月1日)のスタッフの皆様
※8月14日の俳句帖(夏興帖)更新をお休みさせていただきます。
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