2016年4月22日金曜日

抜粋「海程」編集後記〈金子兜太「白寿で海程主宰を辞する」〉


「対談・書簡」として連載を続けてきたが、次第に更新が間遠となったので、「抜粋広告・対談・書簡・エッセイ」という長い名前のコーナーに拡張してみた。「戦後俳句を読む」ではじめたBLOGがいつの間には「俳句新空間」に変わっていったように、日々深化発展しようという志である。題名は間口をこれくらい拡げておけば書けない記事はないからである。

第1番目の記事の冒頭なので、看板書きかえの趣旨を述べることにした。ただし第1号記事からして看板に偽りありで、枠外の記事である。現在180冊ほど雑誌の寄贈を受けているが、そうした中で結社の会員だけでなく、ふつうの俳人に関心の深い記事が時折あるので、紹介してみようと思った。なんとなく「噂の真相」に近いところもあるが、これはすべて事実である。時間的に雑誌より早いのが特徴だ。

多くは筑紫磐井が収集し独断と偏見で編集しているが、あえて筑紫執筆とか編集とか書くのもおこがましいので無署名となっている。  (筑紫磐井)


○「海程」4月号編集後記

「海程」の内外で、〈近いうちに海程はなくなる〉という噂が流れているという。事の発端は、1月の東京例会で、金子主宰が「白寿で海程主宰を辞する」と述べた、新年の挨拶にあるらしい。金子主宰も誤った風評に驚いて、2月の例会では「白寿で主宰の座からは下りるが、海程は存続する」とのご意向を示すとともに、早とちりや誤解の元となるような情報は発しないよう注意があった。5月の全国大会では、海程の今後についての指針が示されると思うので、惑うことのないようにして欲しい。(武田伸一)

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