2015年7月24日金曜日

第22号 あとがき

(8月1日更新)

北川美美記

暑中お見舞い申し上げます。

厳しい暑さが続いております。 

先週の7月24日の更新で詩客以来時評を担当してくださった外山一機さんが最後の掲出となりました。2011年「詩客」創刊時、高山れおな氏編集での時評が 松本てふこ、山田耕司、外山一機、湊圭史各氏で開始。それ以降のおつきあいでした。 「詩客」から「-blog俳句空間-戦後俳句を読む」として俳句ブログのスタートを切ったときも外山さんは、継続執筆を承諾してくださり、月一回、欠稿は皆無だったと記憶しています。 多忙な日常を過ごしつつ、明け方に原稿到着することも多々。 若さと熱意を感じる毎回の入稿でした。長い間のご執筆ありがとうございました。

外山さんの執筆から上野千鶴子『黄金郷』を購入してみたりと、毎度、時評を通して未知の分野に眼を見開くことができました。いやよく勉強されている。最終回にあわせ外山さん自身が作成の執筆一覧がすでに高アクセスです。 アーカイブ整理に手が回らずでしたが、執筆者自身がまとめてくださるという、頼りない編集で申し訳ないとも思いつつ、ブログが転変にもかかわらず「書きつつ見る」という行為を続けていただいた外山さんにこの場でお礼申し上げます。

筑紫氏の執筆では、未見の澤田和弥氏を「新撰21」の編集側から追善し、澤田さんがいなくなったことにより句が記憶されるという事実、その大人の視点が逆に悲しみが増幅しました。未見の故人を客観するということはどういうことなのか、故人と私たちが共有できるものは、残された故人の俳句しかありません。 

7月31日、8月1日・2日、恒例の「小諸日盛俳句祭」が開催です! どかんしょやー! すでに第一日目を終え、本日の登壇者は、未来図主宰、鍵和田秞子 先生です。  

筑紫磐井氏、北川も参加致します。 もしご参加の読者の方がいらっしゃればお声掛けいただければと存じます。今週末も更に暑そうです。 耐えられる体力か自分を含め心配です。 梅干しとドライフルーツを持ちました。  では、すでに次週が更新ですね、またのご愛読をよろしくお願い申し上げます。




※冊子『俳句新空間』は早くも第4号を準備中です。 

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