2014年8月8日金曜日

第82号 (2014.08.08 .) あとがき

北川美美

関東は熱風といいましょうか高温状態が続いています。皆様如何お過ごしですか。

○今号も多くのご寄稿をいただき華やかになりました。ご寄稿頂きました皆様にお礼申し上げます。第一句集『手毬唄』を上梓された吉村毬子さんの中村苑子鑑賞が復活です。作品の小津夜景さんは通算35作目。多行表記の作品をご堪能ください。

こもろ日盛俳句祭二日目に参加してきました。8月22日号よりレポートと特選句を全句公開いたします。 私は日盛俳句祭の後、木崎湖の「信濃の国 原始感覚芸術祭」にて石牟礼道子ドキュメンタリー映画そして軽井沢セゾン現代美術館の「堤清二/辻井喬オマージュ展」を観てきました。近代文芸を考える信州の旅・・でした。


小諸高浜虚子記念館前

○そして昨日 8月7日に 豈56号(価格1080円/送料210円)が発売となりました。 摂津幸彦賞受賞作家(花尻万博、小津夜景、鈴木瑞恵)の最新作、恩田侑布子書下ろし100句! そして老鋭招待作家として金原まさ子‼ 堂々の執筆陣を迎えようやく発売! ご購入は邑書林のサイトから!




○次週 8月15日は休刊とさせていただきます。よろしくお願いします。

筑紫磐井

○8月1、2、3日はこもろ日盛俳句祭に北川編集長とともに参加してきた。「BLOG俳句空間」に協力していただいている沢山の方々ともお会いできて有意義な会合であった。特に最近このBLOGに参加してくれた若い作家たちが今年沢山参加されているのが印象的だった。また、この句会で毎年出会う常連の人達に声をかけられるのもなかなか楽しかった。私は例によってシンポジウムが主な舞台だったが、今年は「字余り・字足らず」。やや専門的な細かい話題だったので関心が高まるかと不安であったが、パネラーが熱心に論じてくれたので、それが聴衆にも伝染して熱気が生まれたのはよかった。若い参加者の質問が出たのも有難かった。

二日目の句会は、私が選んだ5句のうち4句までが中田尚子氏の作品であったことは、句会の恐ろしさを感じさせてくれた。また、取った句、取らなかった句を含めて、新妻俳句、メロドラマ俳句で面白いと指摘した句がすべて高柳克弘氏の句であったのも不思議な暗合であった。

○月末には花巻に行くことになっているが、私が俳句を始めたばかりの頃の先輩である大畑善昭氏が世話役になって招いてくれたものであり、宮澤賢治の名を冠した大会に出られることは名誉なことである。宮澤賢治がどのようにして、現代詩を作り出したかは興味深い課題である。


こもろ日盛俳句祭 2014.08.02  懇親会ご参加のスタッフの皆様

0 件のコメント:

コメントを投稿