現代俳句が忘れていた特異な俳人の再評価を試みようと言うのが今回の企画である。18人の総勢からなる共同研究は、ちょっとした”プロジェクトX”である。個々の作家研究も注目されるが、それらが総合されて全体として浮かび上がる<昭和>や<戦後>とは何かという問いかけは、今まで試みられなかった壮大な曲調を示してくれるかもしれない。特に、戦後の代表作家である飯田龍太、森澄雄、金子兜太、高柳重信の4人の登場しない偏愛的戦後俳句史は貴重である。
- 池田瑠那(永田耕衣)
- 飯田冬真(齋藤玄)
- 岡村知昭(青玄系作家)
- 北川美美(三橋敏雄)
- 栗山心(細見綾子)
- 堺谷真人(堀葦男)
- 清水かおり(川柳作家)
- しなだしん(上田五千石)
- 関根かな(佐藤鬼房)
- 筑紫磐井(楠本憲吉→文体の変化)
- 土肥あき子(稲垣きくの)
- 仲寒蝉(赤尾兜子)
- 兵頭全郎(戦後における川柳・俳句・短歌)
- 深谷義紀(成田千空)
- 藤田踏青(自由律作家・近木圭之介)
- 堀本吟(戦後俳句史)
- 横井理恵(中尾寿美子)
- 吉村毬子(中村苑子)
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