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異人捕物帖 外山一機
初霜もまるこ・ぽおろも日当りぬ
外つ国にくろむ・ゑるあり櫻貝
めんでるも覚えそめたる吊厠
Mata(また) mo(も) koyo(来よ)とへぼん書きしや雪催
はる・のおとは浄土のごとし貝割菜
けぷらあもかゞみて廻すかざぐるま
春の田のふびらい・はんの草履かな
夜濯のをんな見てゐるぺるりかな
えぢそんも気のおとろへや初景色
しらしらとぞるげの忘れ団扇かな
【略歴】
- 外山一機(とやま・かずき)
昭和58年10月群馬県生まれ。
平成12年から二年間、上毛新聞の「ジュニア俳壇」(鈴木伸一、林桂共選)に投句。平成16年から同人誌『鬣TATEGAMI』同人。
共著に『新撰21』(邑書林)。句集『平成』 twl.sh/12IqC8y 『巻民代追悼句集 御遊戯』twl.sh/12IsdLt(ともにPDFファイルでの配信) 。
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