突然の梅雨明けとともに絶句するような猛暑襲来となりました。
暑中お見舞い申し上げます。
二十四節季題詠句に次々と作品をお寄せいただきました。【二十四節気題詠句その5】に小林千史さん、【現代風狂帖】に俳句時評で御馴染みの外山一機さん、そして気鋭の曾根毅さんと今号も豪華な内容となりました。御礼申し上げます。
また、今号より【現代俳句を読む】のカテゴリーを全て【俳句時評】として掲載いたします。
執筆中の三橋敏雄『眞神』の見聞にと、大口眞神を祀る秩父の三峯神社に行ってきました。山奥によくぞあのような荘厳な神社がと感心しきり。狼信仰が土地に密着する身近なものであることを実感できました。”目標達成の後押しをしてくれる。”などのパワースポット流行りの言われもあり、なかなかの人出。御利益にあやかりたいです。
厳しい暑さが続いております。皆様ご自愛くださいませ。
筑紫磐井
○7月7日に東京四季出版の七夕会に行った。俳句四季賞の授賞と、俳句四季30周年のお祝いであった。久しぶりに俳句界顧問の大井恒行氏とあって雑談のおり、最後に明日終刊の決まった「浜」の松崎鉄之助氏にインタビューに行くという。別れたあとで、「浜」の終刊?と驚いた。詳細は大井氏の日記をご覧いただこう。
http://editor.bungak.com/2013/07/post-461.html(7月8日記事)
「浜」といえば目迫秩父、野澤節子、宮津昭彦、中戸川朝人、大串章などを輩出した結社雑誌であるが、もうそういう時代になったのだ。原因は①大きな赤字と②高齢化が原因という。最近出した本のコピーに、「新しい世代を呼び込めない文芸ジャンルは滅ぶしかない」と書いたのだが身にしみる言葉となってしまった。
○考えてみるが、結社の高齢化という言葉は正しいのだろうか。高齢化というと避けようがない宿命のように聞こえるが、こういう言い方は責任を回避することになりかねない。私は、結社からの若年齢離れと見るべきではないかと思う。結社が若年齢を呼び戻す努力をしなかった、放置したということが問題なのだ。
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