北川美美
関東地方では今週末もマイナスの最低気温が続くそうですが、それでも日中の陽射しは、あたたかく感じられるようになりました。木々の芽もふくらみ始めています。以前、二月が一年で最悪の巡りとなることが多く、要注意マークの月でしたが、歳時記を友とするうちに二月がさほど悪い月ではないような気になってきました。気分、意識とは不思議なものです。そう思いながら、いまいちど、「二十四節気論争」のアンケート意見に興味をもってみることができます。今号より吉村毬子さんの「中村苑子を読む」がはじまりました。直門ならではの苑子とのエピソードなども楽しみにしております。【戦後俳句を読む】の御意見・ご感想など執筆の上でも多いに励みなるかと思います。どうぞ皆様からのご感想などをお待ちしております。コメント欄をご活用くださいませ。
来号は3月1日。「春興帖」がスタートします。乞う御期待ください!
筑紫磐井
「平成24年夏の思い出――こもろ日盛俳句祭記録」の連載の最後に、「平成25年こもろ日盛俳句祭」の予告を本井英氏に書いていただいた。今年参加しようとされる方々の参考になれば幸である。こもろ日盛俳句祭については折に触れて、細目の紹介などをしていきたいと思う。また、媒体としての「BLOG俳句空間――戦後俳句を読む」としていろいろ協力出来る、結社を超えたイベントをご連絡いただければ紹介していきたい。句集・俳誌渉猟(3)で「~俳句空間~豈」を取り上げたのは、依怙贔屓のようだが、評者がこの1ヶ月間で一番よく読んだのがこの雑誌であったということである、やむを得ないこととご了解いただきたい。大体、私は「豈」の発行人を務めているが、編集後記を書く機会がなく(記事の最終決定権は大井編集人が持っており、「豈」54号ではやっと「BLOG俳句空間――戦後俳句を読む」の広告を盛りこませて貰った)、編集後記をこの場で書いているというのが正直偽らざる心境である。こんな評者に変わって執筆してみたい人がいたら是非名のりを上げていただきたい。
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