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それぞれに空 小鳥遊栄樹
泡盛を故郷の海と思え
佐保姫や雑草踏まれ目覚めをり
釣竿のしなれば魚春浅し
山笑う猫はポストを飛び降りて
珈琲を注げばマグカップ温し
ギター弾く指一瞬の冷たさよ
山眠る飼い犬の首輪は黄色
冬深しキャラメルの包みを剥がす
海岸のシーグラス拾う雪女郎
冬ざれや星はそれぞれ空を持ち
【作者略歴】
- 小鳥遊 栄樹 (たかなし・えいき)
沖縄俳句会「若太陽」所属、関西俳句会「ふらここ」所属、俳句誌「里」同人、俳句誌「群青」同人、メール句会「立体交差」参加、インターネット句会「週活句会」参加
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