2月20日に金子兜太氏がなくなり、長らく空席の続いた朝日俳壇選者に高山れおな氏が就任されました。兜太氏が既存の俳壇、とくに保守的な俳壇に果敢に挑戦してきたことは、その俳句を認める人も、認めない人も肯わないわけにはいきません。そして、高山氏も、兜太氏とは違った行き方をとるにせよ、息苦しい既存の俳壇に爽やかな風を吹き込んでくれることは間違いないと思います。最年少の新聞俳壇選者にご支援を賜りたく存じます。
高山氏の最新作は「俳句新空間」第9号の「通年歳旦帖」7句、「平成雪月花句集」中の10句、「新春帖〈ローマにて〉」20句があります。ご覧下さい。
またBLOG「俳句新空間」では本日付で大井恒行氏による「日々彼是」、さらに筑紫磐井が「俳句四季」8月号(7月20日頃刊行予定)の「俳壇観測」等で速報記事を掲載する予定です。こちらもご覧下さい。
なお、新選者と交流する機会も作りたいと思います。改めてご連絡しますのでお待ち下さい。
[略歴]
1968年7月7日茨城県生まれ。早稲田大学政治経済学部政治学科卒。俳句は1989年頃より始め、1993年より「豈」同人、一時編集長。句集に『ウルトラ』(1998年)・『荒東雑詩』(2005年)・『俳諧曾我』(2012年)、共著に若手世代を総攬した選集『新撰21』(2009年)・『超新撰21』(2010年)。ウエッブ「豈weekly」(2008〜2010年)を運営、また「ku+(プラス)」を発行(2014〜2015年)。新世代を代表する第一人者として注目されてきた。現在「芸術新潮」副編集長。(文責:筑紫)
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