2013年11月22日金曜日

【戦後アンケート】テレビ・レコード・文庫本・6 / 吉村毬子


Q1.私(あるいは我が家)が初めて見たテレビ番組は?
Q2.私が初めて買ったレコード(あるいはCD)は?
Q3.私が初めて買った文庫本(新書でも本一般でも結構です)は?





  • 吉村毬子

A1.

初めてのテレビは、『ひめゆりの塔』です。
病弱だった為、(今では考えれませんが…)幼稚園へ行けず、母と昼過ぎにドラマを観るのが日課でした。他の番組は全然記憶にないのですが、このドラマだけは、鮮明に覚えています。母が、今でも時々言います。
「毎日、二人で泣きながら見ていたね。あなたは、また、お姉ちゃんが死んじゃったね。って、エンエン泣いてたわね。」
私は、戦争というものをこのテレビドラマで最初に識りました。
二十歳の頃、沖縄出身者に初めて会った時、『ひめゆりの塔』の
話をしたら、同世代の彼は嫌がらずに聞いてくれましたが、小学校六年までドル札を使っていたと笑って話すばかりでした。
その後は、『サリーちゃん』、人形劇のNHK『新八犬伝』が大好きでした。『サリーちゃん』の「デリー?の花園」の回と、『新八犬伝』をもう一度見たい!

A2.

初めてのレコードは、ビートルズの2枚組のLP版だったと思います。その頃はもう解散していたけれど、ジョンの甘く枯れた声が今でも大好きです。
英語の授業中、歌詞の意味を調べるのに夢中で叱られたことがありましたが、先生もビートルズファンでした。
返しそびれた、滝沢君に借りた『レットイットビー』のレコードを今でも大切にしています。滝沢君、ごめんね。(余談ですが、滝沢君は、バキンというあだ名で、飯田君は、なんと、ダコツでした。)

A3.

初めて自分で買った文庫本は、『智恵子抄』だったと思います。
中学生の頃、国語の授業で習い、智恵子の半生と、二人の愛の物語に感激し、随分読んで友達と暗唱したりしました。

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