表記のようなアンケートが来たので発行人の一人として回答した。創刊5年以内という数え方をしたことは無いので並べて見ると、「オルガン」「海原」(「海程」の後継雑誌)「奎」「航」「秀」「暖響」(「寒雷」の後継雑誌)とある。バラバラなのが面白い。本号では、24誌が回答しており、次号でも続くらしい。しかしこれらに共通の問題は見つけられるのだろうか。
これよりは、同じ号で「今月の華」として、高山れおな氏が写真と「もがな考」という文章を発表しているが、これの方がよほど俳句新空間・豈の状況を語っているかもしれない。ご一覧を乞う。
俳誌名:「俳句新空間」
発行人:筑紫磐井・北川美美
1句:永遠はかりそめ。人もさくらも、さう。 筑紫磐井
質問①(創刊した動機)
人気のあるBLOG(豈weekly等)を併行して運営していたので、これを活字媒体の雑誌に反映しようと考えた。結果的には、BLOGの記事を転載したもの(句会報に相当)が半分、独自に依頼した記事が半分の構成で出来ている。編集や校正の手間もかからず、印刷代、郵送代、ひいては会費も少なくて済む。今後、高齢化に対応して負担少なく雑誌を発行する方法はこれしかないと考えている。
質問②(感想ーーうまくいっている・困っている)
○勢い、メールが出来る人に限られる。高齢者でも結構能力のある人がいるのでそう困りはしないが、時々参加したいが出来ない人もいてそれらの原稿は代表が入力している。
○いい点は、BLOGは迅速なのでいろいろな状況に直ぐに対応できること。受賞とか同人の逝去とか。句集特集なども量の制限なく掲載できる。後はこれらを紙媒体に移すときに編集が必要となる。
質問③(目標・将来展望)
人数が増えると秩序がなくなる(正しく言えば編集がしづらくなる)ので、限定会員方式をとっている。ただその都度参加者を募っているので、会員も自分の都合に合わせて参加できる。規模を拡大することは考えておらず、一度登録した会員を止めさせることは(人情として)ないが、逆に新しく会員に参加するのはなかなか難しい。俳諧の「連衆」の精神に一番近いと思っている。
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