(北川美美記)
早くも、2月最終更新。 曾根さんの「花修」を読むなんと!38稿目まできました。そして網野さんの「時壇」は、九十九!! 九十九は「つくも」という読み方もありますね。
「伊勢物語」の63段
百年(ももとせ)に一年(ひととせ)たらぬつくも髪 我を恋ふらし面影に見ゆ
百まであと一です…。
柳本さんは、先日亡くなられた久保田紺さんの句集を取り上げていらっしゃいます。久保田紺さんのブログに,ご家族に託されたご本人からのメッセージが書きこまれています。http://kon575.jugem.jp/
関連して大井さんのブログの昨年5月に久保田紺さん句集『大阪のかたち』についての記事がありました。http://ooikomon.blogspot.jp/2015/05/blog-post_22.html
冊子「俳句新空間」No.5が近々刊行します。(おそらく三月初旬ごろ)
前号比20頁増。特集は攝津幸彦記念賞について(執筆:筑紫磐井、夏木久)、作品は、俳句帖での掲載句、新春帖として作品詠。そして前号掲載句の鑑賞に多くのご寄稿を頂き、頁数が大幅に増えました。A5版にぎっしり詰まって定期刊行続行中。小さな文字が並びルーペが必要な方もいらっしゃることでしょう…。(付録をお付けしたいところです…ユーミンの3Dメガネのように)
俳句雑誌「俳句新空間No.5」、一冊500円。
No.5 販売方法については、追って告知予定。
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以下は個人的なお薦め展覧会…
親交のあった、元岩波出版編集者の方を偲ぶ会(一周忌)へ。(夏目漱石の研究と、漱石全集刊行ご尽力された秋山豊さんとおっしゃいます。)ここ6年ほど続いている小さな句会での仲間でもあり漱石を逆にして「石草」と名乗られていました。2011年の武蔵野吟行ではこんな句を詠まれていました。
みんなして墓地からのぞく冬の富士 秋山石草
秋山さんの漱石のナマ原稿蒐集魂は、古書店の方も驚くほどで、近々、新宿区に漱石記念館(「漱石山房記念館」(仮称))が誕生するそうですが、秋山コレクションのコーナーができることを区の学芸員の方が語っていました。この先、その蔵書コーナーが実現し、ご覧になられることがあれば、この書き込みのことを思い出していただければ幸いです。
漱石繋がりで、日比谷図書記念館の「祖父江慎+コズフィッシュ展:ブックデザイ」を観覧。祖父江慎さんの今までの装丁された書籍にまつわる展覧会ですが、漱石自身の装丁のための原画、自筆校正も展示され、興味津々。 観覧したのは前期展示でしたが、後期が会期中です。お薦めの展覧会です。
- 「祖父江慎+コズフィッシュ展:ブックデザイ」
会 期: 2016年1月23日(土)~3月23日(水)
観覧時間: 平日10:00~20:00、土10:00~19:00、日祝10:00~17:00(入室は閉室30分前まで)
会 場: 日比谷図書文化館 1階特別展示室
観 覧 料: 一般300円、大学・高校生200円
》詳しくはこちら
文字繋がりで、京都では、 タイポグラフィ、トンパ文字研究の浅葉克己さんの個展開催中の模様です。
- 浅葉克己個展「アサバの血肉化」
京都dddギャラリー〒616–8533 京都府京都市右京区太秦上刑部町10
TEL:075-871-1480 FAX:075-871-1267
11:00-19:00(土曜は18:00まで)
日曜・祝日休館 入場無料
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二月ももう終わりというはやさ…インフルエンザ大流行中です。皆さまご自愛ください。
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