平成二十六年 花鳥篇 第八 (最終回)
仲 寒蝉
をんどりの尾をひきずるや竹の秋
神々の混み合つてゐる青嵐
レーガンの時代あれからかたつむり
しなだしん(「青山」)
軽く手を触れて下さい目借時
おしぼりは真白き獣冷し酒
念力のやうな音して冷蔵庫
行水のをんなの黒く大きな目
ルイ十四世のやうな男のゐる露台
マンゴーが手に収まれば沖を見る
活きのよきをんな西日に置いておく
堀本 吟
愛てなに?梅雨の茸のじわじわと
万緑やいきなり刺してきたりけり
椎の花無頼というに世も過ぎて
ほそき尾のこころぼそさや蜥蜴ゆく
瑠璃は識る音楽は識る蜥蜴の世
筑紫磐井
カルピスをこぼして飲んで幼な恋
玉藻1000号記念祝賀会
諸兄諸姉祝辞は長し五月雨
鷹50周年記念祝賀
法王なりたし夏至の魔女の夜
俳句四季七夕会にて
七夕短冊 嘘がばれませんように
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