2013年12月13日金曜日

第49 号 (2013.12.13 .) あとがき

北川美美

師走真っ只中です。49号、今号も華やかに更新することができました。

「豈」編集長であり、現代俳句協会新人賞審査員でもある大井恒行氏が新たに当ブログに参加してくださることに。今までの俳句界のブログ『今日の編集部』での大井顧問のページを独立させたようなブログを構想中。当ブログの中で別ブログを作成中です。スタートは新春を予定。大井さんは現在Blogger管理画面と格闘中です。乞うご期待。

繁忙の合間をぬって群馬県立館林美術館にて開催中の『山口晃展 「画業ほぼ総覧-お絵描きから現在まで」』に行ってきました。

山口晃氏(1969年生。画家)とは同郷同学区ですがご本人とは年令、環境が被らず幼少・少年時は存じ上げません。展覧会は大回顧展ということで絵画作品に加え、幼少の頃の絵、高校時代の貴重な資料も展示されています。一番感心したのは、桐生高校文芸部「洋燈」に寄稿した山口氏の文章(当時の冊子がガラスケースに展示され、それを凝視して拝読。)確か「春夏秋冬、そしてxxxx」(xxxx失念)というタイトル随筆で、自転車に乗りながら氏がみた風景が綴ってありましたが、雲の流れや草のそよぎなど、微細な描写は、相当落ち着いた大人視線、俳人の眼であることに驚きました。十代の代名詞のような興奮とか挫折とか苛立ち、不安、などなど、そういうものが全く感じられない達観した成熟者であったことに感心しきり。御本人のトークショーでその頃の話になりましたが、「茫然と表現者になりたいと思っていた。」ということをおっしゃっていました。経歴を拝見すると山口氏は同桐生高校同文芸部にて山田耕司さんの2年下の学年だったようです。


  • 山口晃展 「画業ほぼ総覧-お絵描きから現在まで」

2013年10月12日(土)-2014年1月13日(月・祝)
群馬県立館林美術館





筑紫磐井

○12月に入り本年も残すところあと僅かとなった。この1年、ブログを立ち上げ、幾つかの新企画も始めることが出来た、順調に進んだことに読者・執筆参加者にお礼を申し上げる。それから北川編集長の努力にも謝辞。

今年の残す事業としては、歳旦帖などの俳句帖の冊子化で、1月頃にはお目にかけることが出来るだろう。BLOG(WEB)と雑誌の共存に新しい時代が生まれるかも知れない。

年内のブログは27日で最後。新年は、1月3日(金)は休刊日としようかと編集長と話し合っている。従って、本誌は10日から開店する予定。ご了解いただきたい。

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