ようやくパソコンが復旧しました!一か月の時間を要しましたが、「修復」という機能でどうも直った雰囲気です。そして助けを求めるために電話をしたカスタマーサービスはやはり大連に直接繋がっていたことがわかりました。
今号も新鋭の女性お二人の作品です。1978(昭和53)年生まれの内田麻衣子さんと、1986(昭和61)年生まれの中山奈々さんです。
また二十四節気題詠句では曽根毅さんから24作品を一気に御投稿いただきました。24節気に24句!!という快挙です。ありがとうございました。
好評の俳句時評は湊圭史さんです。加藤郁乎氏編の永井荷風に触れられていますが、加藤郁乎氏の死去から一年経ちました。時間というものは恐ろしく早いものです。書籍は積み上がるばかりなりです。
そして、前号のあとがきで高山れおなさんに触れましたが、ちょうど本日発売の『俳壇7月号』の「平成・俳人クロニクル」に新作10句、自選50句(『俳諧曽我』以降5句含む)が掲載されています。ご一見の価値は充分あります!
青き踏むらしあめひとはあのひとは 高山れおな
(『俳壇 7月号』 俳句時評に筑紫相談役、作品集に北川美美7句掲載。)
筑紫磐井
○二十四節気題詠句を募集したところさっそく曽根毅氏から投稿していただいた。24節気すべてを読み切っていただいた勇気に敬意を表する。いろいろ仕掛けの凝らされている24句であるが、そのミステリーも解いていただきたい。まだ応募されていない方も是非挑戦して応募していただきたい。
○二十四節気見直しを提言し、批判を受けて方針転換し「季節のことば36選」を発表した日本気象協会はこれらの作品を是非読んで欲しいものである。また、曽根氏の作品には「芒種」「小満」の句があるが、これを読まれれば気象協会の解説、「芒種(ぼうしゅ):麦の熟れるころ」「小満(しょうまん):若葉の輝くころ」などというとんでもない理解は作品を冒瀆するものであり、「禾(のぎ)のある穀物を播く時期」「万物がしだいに長じて満つるの意」(角川俳句歳時記)として初めて意味を持つものであることは明らかであろう。
○ちなみに後日知ったが、気象協会の発表の翌々日に「天声人語」で協会の発表に触れたようだ。「「季節のことば36選」というものを、おととい日本気象協会が発表した。公募で集まった約1600の言葉から選んだといい、賛否を交えて話題を呼びそうだ」。これだけである。「賛否を交えて」は正しいが、「話題を呼びそうだ」は事実ではないようだ。本ブログは気象協会に協力して話題にしたいと思っているものである。
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