出席者/岸本尚毅・高山れおな・筑紫磐井(司会・進行)
切字・切れについて改めて、あるいは新しく考えるときがきているように思われます。そこで3人の俳人に切字・切れについて一般公開の場で語り合っていただきました。
- 戦後俳人と切字
- 波郷以後の傾向は
- わからないということがわかった
- 切字を使わない俳句の世界(終戦直後)
- 切字の共通認識
- 仁平勝・川本皓嗣・藤原マリ子の切字論
- 俳句は不安定な文芸か
- 切字は使ってもいい、使わなくてもいい
- 切字は規範でなく機能
- 「古池」の〈や〉
- 山頭火の添削
- 〈や〉の特殊性・〈や〉の曖昧さ
- 個人の文体・集団の文体
- 生まれる瞬間と生成・発展
- 写実のベクトルと切字のベクトル
- 動詞の終止形止め
- 切字の並び
- 芭蕉は切字否定論者?
- 幕間、あるいは改めて執筆の動機
- 「切れ」のヴァリエーション
- 「一月の川」の読みあげについて
- 切字を前提とした切れ
- 視覚上・リズム上で切れる場合
- 「切れ」は俳句固有のものではない
- 切字絶対視の神話は、さようなら
- 切字による内容と情報量
- 「切字と切れ」
- 自分の文体・自分のスタイル
●新しい詩学のはじまり(24) 番外編――切字神話からの決別―― 筑紫磐井
- 仁平・川本・藤原の切字論
- かつて自由な切字時代があった
- 不思議な切字「や」の誕生と衰亡
- 切字・切れの口伝が生まれた
- 現代の切字論――龍太の新しい文体
0 件のコメント:
コメントを投稿