北川美美
3月も終わってしまう。なんたる早さ。東京では桜の開花宣言が25日にありました。春本番。しかし不安定な春の天気です。
今号は、またも盛り沢山。春興帖は終盤戦になって来ています。芝不器男俳句新人賞各賞受賞者のコメント、「鶉」書評もまだまだ続きます。外山一機さんからも俳句時評が到着しました。風狂帖の小津夜景さんはイースターホリデーのようで、今頃はローマかもしれません。
年度末の怒涛の忙しさを前に、葉山に行ってきました。懇意のペンキ屋さんが嵐のため仕事にいかずにいるのでは、と電話したところ、なんと入院中。数日前の大手術が痛々しく急遽御見舞に。そのペンキ屋さんは、以前、これからとりかかる仕事といいながら、バブル期の廃墟と化した葉山の豪邸見学に連れて行っていただいたことがありました。大理石のバスルームが3つもあり悲しい雰囲気。プールにあった木彫りのカヌー・・・「処分することになっているから持って行っていいです。」と言われましたが、断念。・・・しかし、あれは部屋に置きたい品で、今でも思い出しては引き取りたかったと悔やんでいます。別の船好きな知人は、三浦のボートハウス(船小屋)を買い取り、作業場兼趣味の部屋に改造していますが、居間に実際の帆船を入れ込み、来客はその帆船の中に寝る(中といっても板張りに寝袋)ことになっています。
・・・今号はこの辺で。
筑紫磐井
○今回は、芝不器男俳句新人賞を受賞したお三方に感想をお願いした。芝不器男俳句新人賞が実行委員会方式になって、マスコミなどの関係がやや不分明なので、「BLOG俳句空間」の場を活用して、受賞の喜びを語っていただこうというもので、今後もこのBLOGの場を使って活躍を見せてほしいと思う。
今回のお三方は、たまたま会場で居合わせたり、「BLOG俳句空間」に頻繁に登場していただいていた方なので連絡がスムーズに進んだが、都合さえつけば、ほかの3名の方々にも登場してほしいと思っている。ご連絡の方法が分かれば教えていただきたい。
○毎回意欲的な作品を発表していただいている竹岡一郎氏のご尊父がなくなられた。謹んでご冥福をお祈りする。伺えば、ご尊父も俳人であり、すでに句集の準備中であったということであるから竹岡氏としてもせえて句集の完成を見てもらいたかったと、悔やまれるところであろう。
ご家族が寝付かれ、竹岡氏だけが起きている深夜に末期を迎えれみとられたということである。深夜まで竹岡氏がされていた仕事が、私がお願いした仕事であるらしいので、申し訳ない思いでいっぱいである。いずれにしろ、続けていただいている連載はしばらく中断することになると思う。読者のご了解を頂きたい。
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