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2013年11月1日金曜日

【戦後アンケート】テレビ・レコード・文庫本・3 /小早川忠義、中村猛虎、小野裕三、曾根 毅、福永法弘、木村 修、林雅樹、網野月を、福田葉子


Q1.私(あるいは我が家)が初めて見たテレビ番組は?
Q2.私が初めて買ったレコード(あるいはCD)は?
Q3.私が初めて買った文庫本(新書でも本一般でも結構です)は?


  • 小早川忠義

A1.
物心ついた頃から家の中にテレビはあった。典型的な昭和の「テレビっ子」だったと思う。そんな私の記憶に残っている番組で一番古いものといえば、「カリキュラマシーン」である。何気なく「お勉強」するつもりでぼけーっと観ていたが、たまに出てくる「ゲバゲバおじさん」が怖くていつも大泣きしていた。
A2.
玉川の高島屋に家族で買い物に出かけた際に迷子になり、「オバケのQ太郎」のシャツを着てアグネス・チャンのレコードを持った子をお預かりしております」とアナウンスされた事があったらしいが覚えていない。
自らのお小遣いを使って初めて買ったレコードは、それから八年後に発売された堀江淳さんの「メモリーグラス」だった。


A3.
小学生時代は、角川書店が主導したと思われる「横溝正史ブーム」だった。
それに影響されてか初めて買った文庫本は「悪魔の手毬唄」だった。



  • 中村猛虎(1961年生)

A1.
余り覚えていませんが、トムとジェリーは見てました。
A2.
花嫁 です。
A3.
たぶん ルパンの813の謎 か 少年探偵団 かです。


  • 小野裕三

A1.
すみません、これはさすがにあまりに幼少時すぎて覚えておりません。
A2.
小学生の頃ですが、チャップリンの映画が好きで、『ライムライト』という作品の
映画音楽を親にねだって買ってもらいました。ドーナツ盤のちっちゃいレコードです。
A3.
やはり小学生の頃、横溝正史のドラマが流行っていまして、なので横溝正史の文庫を買った記憶があります。



  • 曾根 毅

A1.
「宇宙鉄人キョーダイン」「がんばれ!!ロボコン」「超電磁ロボ コン・バトラーV」
A2.
「ドラえもん」
A3.
「坊ちゃん」夏目漱石



  • 福永法弘

A1.
この記憶は鮮明。
「ナショナルキッド」 
隣家の裕福な材木店にテレビが入り、当時(昭和35年)5歳の私は、「ナショナルキッド」が見たくてしょうがないのに、その家の3兄弟が実に意地悪で、私が一人で行っても決して家に上がらせてくれない。そこで、祖母に頼んで連れて行ってもらい、家に上げり見せてもらうのだが、その3兄弟の白眼視や舌打ちがひどくて、祖母は後々まで、「自分の生涯で、あれほどみじめで嫌な思いをしたことはない。お前が見たいというから、辛さを偲んで連れて行き、家に上げてもらったけど、嫌で嫌でしょうがなかった」と、私にずっとずっと、死ぬまで言い続けていた。 
しかし、その祖母が父をせっついてくれたおかげで、ほどなくして我が家にもテレビが入り、ナショナルキッドを自宅で見ることが出来た。 
3兄弟、特に下の奴のいじめはひどく、釣竿を折られた記憶も鮮明で、そのとき奴が猫を抱いていたことまで覚えているのだが、後々、大人になってそのことを私が持ち出すと、全く覚えていないという。ついでに、祖母がテレビの件で辛い思いをしたということを言っても、3兄弟が3人とも同様に、記憶がないとの反応。今は仲良くしているが、時折、仕返しとばかりに、他に人がいる前で「昔、この兄弟にはいじめられましてねえ。。。」などと話題を持ち出して、復讐をしている。テレビとナショナルキッドといじめとがセットになった懐かしい思い出。
A2.
どんなに深く探っても、記憶の底から出てこない。
グループサウンズにのぼせていた記憶はあるが、初めて買ったレコードが何だったのか、全く思い出せない。
A3.
乱読で、学校の図書室の子供向け書籍ばかりでなく、父や叔母の大人の蔵書も、小学生のころから盗み読みしてよく叱られていたが、自分で初めて買った本が何であったのか、全く思い出せない。 
おそらくは、漫画か、当時(昭和40年代)流行った、少年少女向け初恋系小説(今の、ハーレクイーンロマンスみたいなのの、少年少女版)だったような気もする。が、不確か。 
そういえば、中学生の頃(昭和42、3年)には、ペンパルの募集に応じて、文学少女と文通していたことも思い出したが、内容の記憶は一切なし。



  • 木村 修

A1.
「ウルトラQ」
わずか30分なのに濃すぎる内容でした。
登場する色々な怪獣、宇宙人もさることながら、
「あけてくれ!」という現代人の蒸発をテーマにした一編は
いまだにトラウマになっています。
A2.
「危機」YES
プログレッシブロックというジャンルに凝っていました。
今でも時々聴いています。
A3.
「水中都市・デンドロカカリヤ」安部公房
人間が植物になったり、魚になったり…
よくわからないままにも、何となく納得して読んでました。
ちょっと俳句に通じる部分もあると思います。


  • 林雅樹

A1.
「ブーフーウー」とか?
A2.
バルタン星人が怪獣を引き連れて攻めてくるのを、ウルトラマンが撃退する的なドラマが入ったソノシート。 
A3.
『キャプテン・フューチャー 暗黒星大接近!』
エドモンド・ハミルトン 著 ; 野田昌宏 訳.
早川書房, 1971. ハヤカワSF文庫



  • 網野月を

A1.
東京オリンピック開会式!!:実家では東京オリンピックに合わせて白黒テレビを購入しました。(昭和39年)
A2.
「シバの女王(レーモンルフェーブル)」45回転ドーナツ盤(昭和46年)/LP晩は「展覧会の絵」+「火の鳥」でした。(昭和47年)
A3.
北杜夫著「船乗りクプクプの冒険」(昭和47年)



  • 福田葉子

A1.
60年近い前のことで定かではないが、力道山のプロレスを街頭で見た記憶があります。
A2.
セルジオ・メンデスとブラジル66発売元キングレコード(マッシュケナダほか掲載されている)


 

A2.
改造文庫『牧水歌集』改造社出版
19・10・19=購入した日付の他に「葉子蔵書」のインが押されている。※19=1944年

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