北川美美
前週休刊させていただきました。今号は「豈」55号の発行日と重なり、「攝津幸彦記念賞」の受賞発表特別号としました。正賞・花尻万博氏、準賞・小津夜景氏、鈴木瑞恵氏と連絡をとらせていただき、応募句の自選三句、その他コメントをいただくことができました。三氏のご協力に感謝いたします。
正賞・準賞受賞の三氏に「応募作の中で気に入っている句を三句」とお願いしたところ、花尻氏より「全て気に入っている句ですので、受賞作品の第一句~三句を記します。」という御回答をいただきました。よって花尻氏の三句を「自選」から「冒頭」に校正し掲載致しました。豈55号では正賞・準賞の応募作の全貌(佳作20句抄出)が掲載されます。是非「豈」誌面を御覧ください。
今回の「攝津幸彦記念賞」においてかの「五十句競作」に似た興奮があるように思います。『新撰21』よりもその度合は強いかもしれません。今回、応募年齢制限がなく、正賞1名、準賞2名、佳作6名という受賞者の多いことも「五十句競作」との類似点という気もします。また今回の入賞に評論が含まれているのか、情報が得られていません。「豈」55号にてその全貌があきらかになることと期待しています。
ご興味のある読者の方へ。花尻万博氏の過去作品が収録されている『現代俳句100人20句』(2001年・邑書林)は、「豈」同様、邑書林のサイトにて購入可能です。在庫もあるそうです。
筑紫磐井
○更新が中止になり、また私の不在で連絡先が変更になったところから一部の執筆協力者にはご迷惑をおかけしてしまった。お詫び申し上げる。
○この間、「豈」の本誌の編集も順調に進み、その予告を本号に掲載出来ることになった。特に、攝津幸彦記念賞の発表が雑誌と同時に見ることが出来るのは喜ばしい。私の不在中に、ブログの北川編集長と豈の大井編集人で協力してまとめていただいたものである。予告でご覧の通り、「豈」通常号(定価1000円)としては今までにない大冊となり、内容も充実したものとなったと思う。一部の記事は次号(56号。明年春刊行)にも掲載されるので併せてご覧頂きたい。また、11月3日には攝津幸彦記念賞の表彰式と懇親会も行われる予定である。
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