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探龍譚 板藤くぢら
逃水や鍵入れし箱の鍵探し
春陰の箪笥に毒と毒消しと
カタカナで記す宿帳春愁
この星の半分は夜龍天に
蛍火やもの言わぬ岩恐ろしく
隧道を抜けて祠の春灯
桜まじ荷駄は押すより術はなく
青き踏む土管と見ればすぐ屈み
かひやぐら消すべきものを積み上げて
かまい時判じ難きはリとソとン
【略歴】
Ⅰ953年 新潟市生れ
Ⅰ995年 『童子』入会
2003年 『童子』同人
2008年 『童子賞』受賞
そして、なんと
2012年 『童子大賞』受賞
俳句は駄作多謝で良く、誤読は読者の権利だと思う。
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