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2014年2月14日金曜日

【竹岡一郎作品 No.5】 狐わらし 2  / 竹岡一郎

 
  

   狐わらし 2   竹岡一郎


狐跳び月嚙み取つて呉れにけり

狐火に守られて森怖くない

狐火の熾れる窪や泉生れ

狐の子なれば木霊はみな味方

鳴いて転んで何にでも化す狐の子

都崩(く)え興れるを嗅ぎ狐の子

狐火のしばし縁(ふち)取る長者山

町の灯がみんな狐火住む人も

月は食むもの樹々は聴くもの狐の子

狐ときに月に溶けては見晴らせり
【作者紹介】

  • 竹岡一郎(たけおか・いちろう)

昭和38年8月生れ。平成4年、俳句結社「鷹」入会。平成5年、鷹エッセイ賞。平成7年、鷹新人賞。同年、鷹同人。平成19年、鷹俳句賞。
平成21年、鷹月光集同人。著書 句集「蜂の巣マシンガン」(平成23年9月、ふらんす堂)。

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