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2014年2月7日金曜日

【西村麒麟『鶉』を読む2】 金平糖 / 相沢文子

よくよく知っている間柄だけど、考えてみれば句会でご一緒したことはあまりない。なので、とても新鮮な気持ちで拝読。前書きも跋文もない。発行者はA子ちゃん。特殊な形だけど、そこに俳句の世界のしがらみがないのが楽しい。

内々で企画された麒麟ちゃんとA子ちゃんの結婚パーティーで、

鶯や一人残らず幸せに

と、パッケージに印刷されたチョコをいただき、皆で麒麟に言われたくなーい!と笑って話していたけれど、この句集を読んだら幸せになれそうな気がしてくる。楽しすぎて裏表紙に赤ワインをこぼしてしまいましたが…。そしてなんだか吟行に出かけたくなる。外の空気を吸うことはとても大事なことなのだと教えられる。夫妻の好きな句が詰まっているであろう気持ちのよい句集!

大好きな春を二人で待つつもり
独身時代、神保町の飲み屋で金平糖をかじりつつ菊水をちびちび飲んでた麒麟ちゃん。今は愛妻の待つ麒麟村でお腹を満たしてるらしく、飲み屋でバッタリ会うことも減ったけど、みんなでA子ちゃんと結婚してよかったよねーと、しみじみと噂してます。A子ちゃんを俳人達にきちんと紹介してくれた麒麟ちゃんはエライ!Aっちゃん、この先も俳人にお付き合いください!


(注)以下麒麟の付け足し
鶯や一人残らず幸せに 」はその後「古志」に投句したところあっけなく没となり、句集未収録の幻の一句となりました。








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